#3 『生きづらさ』の克服記録 愛着障害を学ぶ編

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こんにちは。
『生きづらさ』の克服のために思考錯誤しています
きりんです。

突然ですが
皆さんは

『愛着障害』

という言葉を知っていますか。

『生きづらさ』を克服するために
思考錯誤していてる私ですが
この言葉を今の今まで知りませんでした。

本記事では
「私の生きづらさの本質の概念かも!」と感じた
『愛着障害』について
本のご紹介をしつつ

  1. 学んだこと
  2. 気づいたこと
  3. やってみること


をご紹介します。

私と同じような『生きづらさ』を抱える方の
お役に立てればうれしいです。

目次

読んだ本

愛着障害は何歳からでも必ず修復できる

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こちらの本は、愛着障害を専門で研究されている
和歌山大学教授の米澤好史氏が書かれた本です。

著者のモットーとして『現場主義』を掲げており
保育所や小中高、子育ての現場にでかけて、愛着障害の支援をされています。

愛着障害に関する論文や書籍を多数かかれています。


今回学んだ本でも、理論と実践から導かれた内容
わかりやすい例えや、モデルを用いて
理解しやすく、論理的に説明してくれています。

学んだこと

愛着とは

愛着とは

特定の人と結ぶ情緒的な(こころの)絆

と書かれていました。

愛着障害とは

愛着障害の定義については、専門家によって範囲が異なっており
本書の著者である米澤好史氏は以下のように提唱しています。

「特定の人と結ぶ情緒的な絆」ができていない状態

以下引用です。

愛着障害を狭く捉えようとする専門家もたくさんいますが、私はこの「特定の人と結ぶ情緒的な絆」ができていない状態を愛着霜害として広く捉えるべきだと提唱してきました。

愛着障害は感情の障害

本書の中で、感情がキーワードとして出てきます。

愛着形成で大切なのは、いつも一緒にいてくれることより、一緒にいるときどのような感情を確認しあえたかなのです。

自分で自分の気持ちがよくわからないのが感情の障害です。

愛着障害は感情の障害、感情がきちんと発達していない障害であるとの認識が大切です。

愛着障害は感情の障害。

「自分で自分の気持ちがよくわからない」
これは私の性格だと思っていましたが
愛着障害の特徴であることを知れました。

基地を作ろう

愛着を形成するには「3つの基地が必要」と書かれています。

3つの基地とは
『安全基地』
『安心基地』
『探検基地』です。

各基地の役割をまとめると以下のように捉えました。

安全基地:ネガティブな感情から守ってくれる基地
安心基地:ポジティブな感情を与えてくれる基地
探検基地:自分自身で行動、体験、報告することで、ポジティブな感情は増加、ネガティブな感情は減少させる基地。安全基地、安心基地が機能してはじめて機能する。

愛情の器を作ろう

愛着の状態を知る上でわかりやすかったのが『愛情の器』の考え方です。
『愛情の器』とは

いろんな人からのかかわりを受けとめる心の装置

のことです。

この考え方が愛着障害のこころの状態をわかりやすく表現されていると感じました。

本によると、愛着の問題を抱える人は
愛情を受けとめるための器の
底が開いているか
入口がせまいか、しまっている状態

だそうです。

人とのかかわりを避けたり
人から愛情を受け取っても
自分の中にたまっていく感じがしない
自分のこころの状態をまさに表していると感じました。

私の愛情の器のイメージ図
※フタは基本がっつりしまっている

と同時に
・底に穴がない
・フタが開いている

『愛情の器』を作ることが
愛着障害を修復することだと
イメージできました。

穴の開いていない、フタの開いた器にしたい

気づいたこと

自分でもできるかも

以上のことを学んだうえで
30代の私にとっての問題は
「このやり方が自分にも適用できるのか?」
でした。

著者の主な活動は、青年期までの愛着障害の修復のようで
こちらの本も、愛着障害を抱えたこどもを支援する人のために書かれた本と感じました。

このため、この修復方法を自分自身に適用するために
「大人でも愛着障害を修復できる」と書かれている箇所がないかを
意識して読み進めました。

その結果、以下の記述を見つけました。

愛着関係は「親でなければ結べないもの」というのは、よくありがちな間違いで、「特定の人」がどんな人であれ、気持ちや感情が通い合うことによって「愛着関係」が築かれていくということを記憶に留めておいてください。

愛着を結ぶ相手は親以外でもいい。

愛着障害の当事者が大人になっていて、「特定の人」を誰にも期待できないときはどうすればいいのでしょうか?
大丈夫です。
「特定の人」に期待する愛着の絆の機能を自分が担う意識を持つことで、あるいは、自分の中にその機能を期待できるものを想像、創造することでも可能なのです。

大人でも、自分でも愛着障害の修復は可能と書かれています。

具体的なやり方の詳細は本書にはかかれていませんでしたが
先日こちらの記事でご紹介した
IFS(内的家族システム)
を活用するとよさそうです。

『本来の自分』を『特定の人』として、自分自身に愛着の絆を結ぶ。

このやり方が、大人になった自分が
自分で愛着障害を修復する最適解な気がします。

ただの症状だった

本書では、愛着障害の症状が書かれており
さきほど紹介した基地機能や愛情の器との関係性を示しながら
紹介しています。

たとえば
安心基地機能が機能していないことが原因の『愛情欲求行動』
安全基地が機能していないことで生じる『自己防衛』
探検基地が機能していないことで生じる『自己評価の低さ』
これらは全て、愛着障害の症状であり
私自身の性格ではないということ。

つまり
治せるということ。

風邪と同じようなものであり
せきや発熱を「自分の体質で治らない」と言う人はいません。
原因があり、対策をすれば治る。

この気づきに出会えたのは私にとって
『生きづらさ』を克服する希望となりました。

やってみること

『愛情の器』の穴をふさぐ

最初に作る基地としてのオススメは
「安心基地」と書かれています。

「安心基地」とは
「ポジティブな感情を与えてくれる基地」のことです。
そのために
まずは自分のやりたいことを受信するアンテナを磨いて
やりたいことをやる


これを、IFSで学んだ『本来の自分』とともに行うこと
を毎日実践してみます。

イメージとしては、

このアンテナを

生きづらさ克服前のやりたいことを受信するアンテナ
サビだらけ


こうする。

生きづらさ克服のためのやりたいことを受信するアンテナ
ピッカピカ

そうすることで、安心基地が作られ、愛情の器の底の穴をふさぎます。

穴の開いていない、フタの開いた器にする

感情を学ぶ

愛着障害は感情の障害であり
養育者とともに育まれれるはずだった感情が
育まれていないことが原因だと学びました。

この感情学習を大人になった私が自分で育むために
毎日続けている日記に
感情が動いた瞬間を意識して書いていこうと思います。

嬉しかったこと、楽しかったこと。
悲しかったこと、悔しかったこと。

全部、自分の大切な感情であり
気づいて、育くむものなのです。

おわりに

本記事では
「私の生きづらさの本質の概念かも!」と感じた
『愛着障害』について
本のご紹介をしつつ

  1. 学んだこと
  2. 気づいたこと
  3. やってみること


をご紹介しました。

『やってみること』を見返したとき
「これ、親がしてくれてたらなぁ」
と思いました。

とはいえ、過去は変えられません。

与えてもらえなかったものを
自分で与えることができて
『生きづらさ』を克服できたら
それこそ自分の誇りになる。

むしろ
この状況を
『限られた人しかつかめないチャンス』
と捉えて
引き続き、思考錯誤してみます。

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それではまた!

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